ご利用者の身体介護を行う介護職は、体力が必要とされる仕事です。また、ご利用者やスタッフとコミュニケーションをとる中で、気遣いが求められるケースもあります。身体的にも精神的にも負担のかかる仕事だからこそ、健康を維持するための福利厚生はしっかりと確認しておきたいところです。
たとえば、人間ドック受診の補助があれば、自身の健康状態を定期的に把握できます。病気の早期発見・早期治療に繋がる可能性も高いです。また、ストレスチェックを受けることで、メンタルヘルスケア対策ができます。必要に応じて専門家のサポートを受けることで、前向きな気持ちを取り戻せることもあるでしょう。そのほか、予防接種補助や食事補助といった福利厚生を整え、職員の健康を支える職場もあります。もし病気になってしまった場合でも、病気休暇や病気休職制度が整っていれば安心です。しっかりと治療に専念したのちに、職場復帰を目指せます。
仕事とプライベートのバランスを保つためには、生活を支える福利厚生も重要です。住宅手当・家賃補助・独身寮完備といった住居に関する支援は、経済的な負担を軽減し、生活の基盤を安定させるのに役立ちます。特に、地方から都会へ転職する場合などは、住居費の負担が大きくなるため、これらの支援は大きなメリットとなります。
子育て中の方は、保育所完備・保育料補助・子の看護休暇・育児時短勤務制度といった子育て支援にも注目です。仕事と育児を両立しやすい環境が整っていれば、安心して仕事に集中できます。
職場によっては、結婚や出産、死亡、被災時に支払われる慶弔見舞金を用意しているところもあります。大きなライフイベント時には、出費がかさみがち。慶弔見舞金があることで、経済的な安心感を得られるでしょう。
充実した日々を送るためには、オンオフのメリハリをつけることが大切です。余暇を有意義に過ごすための福利厚生が整っているかどうかについても注目してみましょう。
たとえば、リフレッシュ休暇は気分転換を図り、仕事へのモチベーションを維持するうえで重要です。また、レジャー施設の優待利用や保養所の完備などがあれば、休暇をより充実したものにできます。
退職金制度、確定拠出年金、財形貯蓄制度といった福利厚生は、将来の生活設計を考えるうえで大きな役割を果たします。大きな出費に備えたい、老後の資金を貯めたい、という方にとって大変心強い存在となるでしょう。
転職活動を行う際は福利厚生に注目してみましょう。健康面を支える福利厚生としては、人間ドック補助や病気休暇制度などがあります。そのほか、住居支援や子育て支援など生活の負担を軽減するものや、余暇の充実を図れるものもあります。将来の備えが気になる方は、退職金制度や財形貯蓄制度といった福利厚生にも注目です。
地域密着型サービスの「小規模多機能型居宅介護」とは介護が必要になっても住み慣れた自宅で過ごしたい、と考えている高齢者は少なくありません。小規模多機能型居宅介護を使えば中重度の要介護状態でも「通所」「訪問」「宿泊」を柔軟に組み合わせた介護サービスが受けられるので、在宅生活を続けることができます。